はじめに、audiostockからこんなメールが来ました。
Audiostock事務局です。 日頃はAudiostockをご利用いただき誠にありがとうございます。 Audiostockでは、AI作曲サービスを用いた作品の登録を 原則禁止することといたしました。 背景としましては、 ・主要なAI作曲サービスにおいて、権利の都合上Audiostockで販売することが違反となる ・YouTube Content IDでの申し立てなど、購入者が利用するにあたって問題が発生している からです。 将来的に、AI作曲の作品につきましての取り扱いはAudiostockとして別途検討したいと考えておりますが、取り急ぎは上記方針につきまして、皆様にご理解いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。 また、これまでにAI作曲を利用した作品をライセンス販売されている方は、 すみやかに販売を終了していただくようにお願いいたします。
私自身、Audiostockには楽曲登録一応してるんですが、ほかの人たちの出品してる量に折れて、距離置いてました。
たしかに、量とスピードで勝負している人は少なからずいるはずで、そういう人はQCDにのっとると必然的に質は下がるわけですが、AIが参入するとなると話は変わるわけですね。
背景は2項目だけですが、いろいろほかの問題もあったんだろうなと思います。
さて、本記事は、賛否が割れると思っています。自分の周りのクリエイターを救うのか、自分の財布を救うのか、というところに言及してみたいと思います。
音楽業界にAIが参入することを許さない方はAudiostockをお勧めします。人間を応援してあげてください。
「けれども、お財布が。。。そうもいっていられない、どっちがいいかな?」そんな方にお勧めの記事になっています。
それでは行きましょう。
2社の曲を聴いてみよう
初めての方は両社の楽曲聴いてみてください。視聴すぐできます。
- audiostock

- Mubert

曲の扱いの自由度 : Mubert の勝利
例えば、落としてきた曲のドラムを取り除いて新しく重ねたり、再生速度変えたり、なんでもワチャワチャやって良いのがMubert。
例えば、Mubertの場合は、下記の動画のように、ギターソロを重ねたり、歌を重ねたりしても、全く問題ない!!公式でもご確認いただけます。ロイヤリティフリーで、ProPlanならば特に気にすることなく何でもやってありです。
例えば私も動画で下記のように、動画に合わせてギターを弾いたりしても問題ないです。
ただ、音楽サブスクに上げちゃったりはだめです。あくまで、「作っているのはMubert」であるというのはお忘れなきよう。
一方、Audiostockの使用用途はこちらでご覧いただけます
見ていくとどのプランに入ったとしても、音楽に合わせてメロディ、ラップは歌ってはいけないようになっています。

曲の見つけやすさ : 同点
ほぼ同点かとも思うんですが、これはMubertが勝ちかな??と思います。何しろTextを羅列しても検索結果無しにはならずに、音楽が出力されるからです。
ただ、Audiostockは類似楽曲検索システムのAI開発コンテンツのスポンサーしたりもしています。

2020 年のコンテストなのでもしかしたらアルゴリズムが、システムの中で使われているかもしれないです。
そういった意味だと、、、同点かなと思います。
曲のバリエーション
実際に聞いてみてほしさはありますが、私の独断と偏見で下記のような感じかと思います。
日本人が好きな曲、そして人間的 -> Audiostockの勝利
日本の会社ですので。って言ったら終わっちゃうんですが、日本人は日本で育つ人が多いわけで、そりゃ日本の文化に馴染むものがOutputに反映されます。
あとは人が作っているので当然人間的な曲が非常に多いです。(生音系が強いというわけではなく、ちょっと癖があったり、作者の好みが出やすい)
洋楽系 -> Mubertの勝利
EDMとか、Reggaeとかはかなりクオリティい高いです。それらって楽曲の構成、コード進行とかもシンプルだったりするのでAIが作りやすいです。日本の曲って曲展開激しいですよね。
値段 : 収益化するならAudiostock、収益化しないならMubert
Audiostockのプランは、個人向けは執筆時点で550円と、2200円の二つ。

おおよその人は、BGMとして下記のサイトを使うことになるのではと思うので、動画配信者プラン(550円)になるとは思います。(https://audiostock.jp/s_plan/streamer)
YouTube,Twitter,Instagram,Twitch,ニコニコ動画,Tiktok,Vimeo,17ライブ,SHOWROOM,Pococha,Twicast,LINELIVE,Open Rec TV,Mildom,Mirrative,ふわっち,ビゴライブ,ミクチャ,VLIVE,LIVEME,HAKUNA,Facebook,IRIAM,BuzzVideo,Spoon,LINE VOOM
しかも収益化していてもOK。ですが、企業案件の動画はBGMとして使えないようです。

このプランに入っておけば、ほとんどの用途はクリアできると思いますが、収益化しないのなら、Mubertのほうが安い。0円です。“Music by mubert.com”を明記するという条件付きですが、収益化しないのなら無料で使えます。
収益化するとしたらクリエイターライセンスになり、ドル円相場にもよりますが、執筆時点では14ドル→132円で計算すると1,848円(月払い)、そうなるとこちらのほうが高いです。
ちなみにAmbassadorにて「No audible wartermark」にチェックがないです。
wartermarkとは、曲中に「Mubert!」と女性の声が入ることを意味しているのですが、これはダウンロードしたものには入りません。あくまでWeb上での話だと思います。

まとめ
曲の扱いの自由度 : Mubert の勝利
値段 : 収益化するならAudiostock、収益化しないならMubert
曲の見つけやすさ : 同点
人間的な曲 : Audiostock の勝利 (の気がするが、個人的にMubertのクオリティはかなりのもんだと思います。)
以上です!!!
ほかにも下記のような記事を書いています!お時間あった時にご覧ください!!!
コメント